薄毛と睡眠
人生の3分の1は睡眠と言われるほどに睡眠が快適だと翌朝の体調が違います。
そして、6~8時間を髪を育てる時間に変えることが出来るのが、自分に合う枕選びです。
しかし、大半の方は何となくで枕を買って使っています。私もその一人でしたが、それでも20代くらいまででしたら体力もありますので問題は起きにくいですが、30代以降でしたら枕選びは慎重になった方がいいでしょう。
なぜ枕にこだわる必要があるのか
枕が合わないと首こりを招き寝ている間の頭部への血液や脳脊髄液と言われる液体の流れが悪くなります。また、枕が高すぎたり、低すぎたりするとスムーズな呼吸を妨げ、いびきや睡眠時無呼吸症候群などになりやすくなります。そのせいで睡眠の質が低下し眼精疲労や自律神経の乱れ、疲れが抜けないなどの回復を妨げてしまいます。
私たちも治療院をやっていますので体の悪い方の施術をしていますが、枕選びの最大のポイントは「第一頸椎に圧迫がない」という事が大事です。
良くある枕の典型が、首のカーブに沿って作られた枕や低反発枕などです。これらは首の圧迫が強く寝ている間に正常な血液循環が出来ないことと、首への負担が強く朝起きて首の痛みや疲労感を感じる場合があります。
また、低反発でしたら寝返りをするたびに体力を使うので深い睡眠がとりにくいという弊害も起きますのでどちらかというと寝返りがしやすい高反発枕のほうがいいでしょう。
枕カバーも肌や髪にとっても影響がある
枕だけではなく、カバーも重要です。カバーは「清潔さと素材」が重要です。
寝ている間に汗をかいていますし、寝返りすることで顔についている化粧品や皮脂が付着します。それが最近の餌になりカバーの上で増殖していきますのでなるべく枕カバーは1日1回、最低3日に1回は取り換えるといいでしょう。
素材に関しては寝返りをしたり首を動かすことで髪が直接カバーと摩擦します。その際素材が荒いと髪や肌にダメージを与えてしまいます。
1本1本を少しでも長くとどめておくには摩擦が少ない素材のほうがいいでしょう。そのためにも綿100%の枕カバーですが、一番いいのは「シルク」の枕カバーです。
シルクは高いというイメージがありますが、今では3000円くらいでネットで買えますので是非購入を検討されてもいいかと思います。
シルクは肌に優しく使用感は抜群にいいのですが洗濯機で丸洗いはNG。なのでシルク用洗剤かおしゃれ着洗いで優しく手洗いしないといけません。手間がかかりますが、寝ているだけで美髪を叶えてくれるアイテムですのでやってみる価値はあります。
いかがでしたでしょうか。寝具を見直すだけで睡眠の質や髪の質も変わってきますので薄毛やダメージヘアで悩んでいる方は是非一度やってみてください。
皆さんは健康的で美しい毛髪の為に『睡眠』を意識していますか?
『睡眠』の質は身体だけではなく頭皮環境にも凄く関係します。
今までに睡眠不足が続いたりした時って髪の毛がベタつくって感じた事はありませんか?
今回は『髪』と『睡眠』の関係性を知ってもらうことで健康的で美しい髪を手に入れていきましょう。
毛髪トラブルの人が睡眠で意識するべき事 3選
① 質のいい睡眠を取る
睡眠にはゴールデンタイムと言うのがあります。
これは夜10時~深夜2時までの間の事をいい、一番、成長ホルモンが分泌される時間帯です。成長ホルモンは髪の毛に栄養を取り込む毛母細胞を活発にしてくれます。
② 就寝時間と起床時間を固定する
毎日就寝時間と起床時間を同じにする事も大切です。
成長ホルモンの分泌に様々な役割を持つノンレム睡眠は睡眠の質に左右されやすいので毎日睡眠時間が不規則だと深い睡眠が確保できない可能性が出てきます。睡眠の質の低下は髪の成長に影響します。
③ ストレスや疲れを解消する
睡眠は髪の発育だけではなく日頃の疲れの解消やストレスの軽減効果があります。
疲労した状態では血液循環も悪くなり、ストレス過多だとホルモンバランスの乱れにより血管が収縮して全身の血流量が減少して髪に十分な栄養が運ばれなくなります。
今回は薄毛と睡眠の関係性についてお伝えしていきました。まずは睡眠時間をしっかり確保して体を健康な状態にしていくことが健康的な髪を手に入れる事に繋がります。